IoTで認知機能スコアと可動域が向上〜ウェアラブルIoTによる自立支援サービス「モフトレ」により〜

認知機能の数値が、3週間で116%と向上

株式会社Moff(東京都千代田区、代表取締役社長 高萩昭範)は、株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長 森崎孝)および株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団(代表取締役社長 筒井祐智)と、ウェアラブルデバイス「Moffバンド」を使ったIoTによる自立支援サービス(iPad用アプリ)『モフトレ』を共同開発しています。
今般、「通所介護利用者」を対象に、『モフトレ』の利用による可動域や認知機能の効果を検証致しましたので、お知らせします。
・本件へのお問い合わせ:http://jp.moff.mobi/?page_id=3834

■検証の背景
2017年6月9日に閣議決定された政府施策「未来投資戦略2017」では、「高齢者自立支援に向けた科学的介護の実現」を目指しており、科学的分析に必要なデータ収集の重要性が高まっています。今回のデータ検証は、厚生労働省老健局老人保健課による「介護保険におけるエビデンス活用にかかる提案募集」に際して、実施致しました。

■検証の概要
通所介護事業所(12ヶ所)を対象に、要介護者95人(男性25人、女性70人)を
【A】モフトレを使ってトレーニングを実施したグループ(介入群)
【B】モフトレによるトレーニングを行わないグループ ※1(非介入群)
※モフトレ介入群には、通常の通所介護サービスに加えて、モフトレ(ロコモ予防トレーニング、日常生活動作トレーニング)を原則として週2回以上実施。
※1非介入群では通常の通所介護サービスを実施
上記2グループに分け、2017年7月末から8月中旬にかけて、各グループへの介入期間は3週間とし、介入期間前後の下記2項目の数値評価を行いました。

  •  認知機能(長谷川式簡易知能評価スケール)

  •  可動域(右肩・左肩、右足・左足)


IoT/ウェアラブルデバイス『Moffバンド』

モフバンド

iPadアプリ『モフトレ』によるトレーニング内容(肩)

モフトレ

■検証の結果
介入期間後、モフトレを使ってトレーニングを実施したグループ(介入群)において、認知機能と可動域が、以下のように向上しました。

1)認知機能スコアが向上

認知機能スコアが向上

・ 認知機能の数値が、3週間前と比べて、116%と向上。
・ 非介入群は102%に。
※長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)による測定。
※対象は、HDS-Rが実施できた介入群13名、非介入群8名。
※HDS-Rの点数の変化は以下となります
介入群平均は10.7から12.4に
非介入群平均は10.8から11.0に

2)可動域が向上

可動域が向上
・ 右肩の可動域が、3週間前と比べて、115%と向上
・ 非介入群は99%とほぼ変化なし。
※対象は、介入群13名、非介入群63名



■検証の総括
各群の変化量の比較において、上記の項目については、対照群に対してモフトレ介入群の結果が向上する傾向がみられました。
このことから、モフトレを実施することにより、認知機能の向上と可動域の拡大に効果があると考えられ、自立支援に向けた有効なプログラムとして期待が持てる結果となりました。

■今後の展開
今回は対象者数が少ないため、今後、継続して対象者数を拡大して検証していく予定です。
モフトレでは、今後も様々な多種多様な検証を実施し、集積したエビデンスをもとに、認知症の方向けの新規コンテンツの開発や、サービスの改善に取り組んでまいります。

■本リリースのお問い合わせ先
株式会社Moff 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-17 ヨシダFGビル 4F
担当:園野・土田
お問い合わせフォーム:http://jp.moff.mobi/?page_id=3834
電話番号:03-4405-5216